長崎県上五島釣行記
神戸和田宮サーフ
坂井 廣秋の五島列島はキスシーズンも過ぎて、マダイ、マゴチ、ヒラメ等の大物の他、魚種も豊富で十分楽しめると期待一杯で神戸を出発。同行のメンバーは今回の案内役竜神サーフ会長の田口義澄氏、全日本サーフ兵庫協会前協会長村山美樹夫氏、竜神サーフ堀氏、川上氏の計5人。

10月31日17時40分新神戸発のひかりに乗車。20時26分博多着、タクシーで有名な屋台の長浜ラーメンで腹ごしらえ。24時博多港発の野母商船上五島若松港行きに乗船。11月1日午前7時20分若松港着。
民宿「えびや」の若旦那の一博さん、看板娘の「あやちゃん」が車で迎えにきてくれる。車で5分の民宿で朝食、9時にはすぐ釣りに出発。朝の時合は過ぎているが初めての五島に期待十分。
車で15分程の
若松島間伏に5人で対岸に別れて入る。ここは10キロ以上もある奥深い湾の一番奥で大キスの出る事で有名なポイント、田口会長の極秘ポイントでもある。対岸まで約150メートルと狭いので対岸の人とお祭りしないかと気がかりである。3本の竿を投げ終わり、待つ事10分、突然1本の竿が50センチほどおじぎをする。あれ、と見ていると突然竿が引き込まれ、海の中にドボン、あわてて近投の竿を巻き、竿を引っかける。運良く竿を引き上げたが魚は逃げたまま。続いて奇麗なおさえこみ、これは30センチのマダイ。後が続かず13時納竿、結局川上氏が30から35センチのマダイを2匹のみ。午後は民宿「えびや」前の
若松島神部港(こうべ)で夕方までねばる。キュウセンの20から25センチを15匹、カワハギの20から24センチを12匹、イソベラ多数。他の人も同様で17時30分宿に戻って夕食。海の幸、海の幸に舌鼓、18時30分夜釣りに出発。田口会長、堀組は若松島月の浦へ、村山、川上、坂井組は若松島土井の浦へ、20時までねばるが釣果なく神部へ戻る。ここで村山氏が27センチのキスを上げたのみ。月の浦でもヌタウナギの連続で釣果なし。

翌11月2日は午前5時起床で田口会長、堀組は
中通島の岩瀬浦へ、残り3人は6時まで寝坊をして、再度間伏に挑戦。27センチのキス1匹に終わるが川上氏は31センチのマダイ。午後は中通島の奈良尾へ移動。防波堤の付け根から先端にかけて3人が分散。ここは水深が30メートル程もあり深い。一本目の竿を出すが重りが底に着くと同時に当たり。カワハギの23センチ。2投目も同じ状態で28センチのイラ、この状態が続き、結局カワハギの20〜24センチを15匹、イラの26〜34センチを25匹、ウマズラの31センチが1匹、アジの泳がせ釣りの竿には竿を跳ね上げ引き込む大きな当たりが2回あったが針がかりはせずで、17時一旦食事に戻る。
18時再度
奈良尾で竿を出す。アジの泳がせには相変わらず竿を引き込む当たりがあり、1回は5号のハリス切れ、1回は5号の道糸切れで魚の顔を見ずに終わり、ハリスを10号に変えてからは巨大アナゴの連続。マムシのえさには、奇麗な当たりで29センチのマダイ、続いて35センチのマダイ、後が続かず23時納竿。田口会長は岩瀬浦で51センチマゴチ、堀氏は26.5センチのカワハギを上げていた。11月3日は朝4時半起床、
中通島奈良尾へ再度挑戦。前日の遠投の疲れで気合が入らない。カワハギの20〜23センチ、イラの30センチ前後2匹のみ。村山氏は36、39センチのイラを上げていた。田口会長、堀組は中通島奈良尾旧漁港に入るが根掛かりが多く釣りにならず、若松島間伏に移動、田口会長はイワシの泳がせ釣りで60センチオーバーのヒラメをかけ、姿を見たが取り込めず、結局目立った釣果なし。12時に食事に戻り、午後は中通島有川の前田釣具店訪問。ここは全日本キス選手権の集合場所としてお世話になっており、お礼に伺う。
このあと名物の五島うどんを賞味、乾麺を釜揚げうどん風にアゴ(トビウオ)のだしで食べる。
透明なだしは腰の強いうどんにぴったりのお勧め名物です。エソの練り物を油であげた薩摩揚げは絶品、アツアツをたべるのが最高です。
帰途は道筋の有名キスポイントを田口会長のご案内で回る。全日本キス選手権で3回も優勝が出た
中通島三日浦の橋の下は干潮になると幅10メートルほどの川のような所でびっくり。
18時30分田口、堀、川上氏は再度
間伏の夜釣りに挑戦、真暗闇の中一人で釣りをしていると、ガサゴソと薮の中で動く物があり、鹿が泣き声を上げ姿を見せる。薄気味悪い中、コワゴワと竿を振る。川上氏は27.5、27.0のキス、マダイの29〜31センチを2匹、堀氏は26.3センチのキス、田口会長は25センチのマダイと23センチのカワハギ、60.0センチのエソ、ヒラメねらいのアジの泳がせ釣りに来たもの。何度か大きな当たりがあったが取り込めず残念。
田口会長は出発日にギックリ腰になり、釣りが出来るか心配だったが、さすが竿を握ればシャキとして釣りまくる、釣りが終われば熱の花を出し、おなかの調子を崩し、釣りをしている間だけ元気一杯。69歳の村山会長も一日20時間近い釣りを3日連続でクリアー、重い荷物も何のその、そのかくしゃく振りにはこうありたいと頭が下がる。
今回の釣行の竿頭は川上氏、熱心さと若さに負けた感じ。
11月4日午前7時起床、8時30分の船で
若松島土井の浦から福江港に向かい、12時40分福江空港発関西空港に向かう。13時50分関西空港着、バスで神戸三宮着が15時30分。4泊5日の釣行でした。今回は竜神サーフ田口会長のご案内で切符、旅館、車の手配、会計係までしていただき、釣るだけに専念出来た分田口会長に負担をかけてしまいました。
この時期の五島列島は6月のキスシーズンと異なり、取り込めませんでしたが大物の期待一杯でした。本当の釣りをするまでに5回は通わなければ釣り方、ポイントが分からないもの。今回は田口会長のご案内があったため、小手調べとしては手応え一杯でした。次回はもう少しましな釣りが出来るよう勉強します。
「民宿えびや」さん(長崎県のお宿に掲載)は女将さん、若旦那、評判の看板娘あやちゃんと3人が釣り人を理解してもてなしてくれます。安心して釣りが出来るお宿でした。特に名板前の若旦那一博さんは「釣り名人」ですから釣果情報、ポイント等的確なアドバイスが期待できます。
磯釣り、投げ釣り共に期待一杯の五島列島へぜひどうぞ。